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Q.数億年前からずっと記憶を一度も還していないということになるよね? A.記憶を星に還すということは、親子の「世界でいちばん悲しい」別れを意味する。だからなかなか記憶を星に還すことができなかった。 SEEN430.TXT 【みすず】「真っ白なつばさで、わたし、空を飛んでた…」 【母】「そか、ええ夢見たな」 【みすず】「ううん」 【みすず】「かなしい夢だった」 【みすず】「世界でいちばんかなしい夢」 加えて、たった一度返してしまったこと、それ自体が、親子の離別という悲しい記憶として翼人を縛ることになる。悲しみに満ちた記憶は星に返せない。運命は初代翼人の母親の思惑とは正反対の方向に突き進んでいく。 悲しむことはありません。 わたしはいつまでも、あなたと共にあるのです。 雨粒が大河となり、そして海に集まるように… だから… あなたには、あなたの幸せを。 その翼に、宿しますように。 「あなた」が直後に宿したのは、幸せではなく悲しみだ。 無理もない。この母親は、別れの悲しみを知らなかったのだから。出会いの喜びと幸せだけしか知らない母親は、無邪気に「幸せになれ」と告げてこの世を去っていく。 結果として、滅びの段になっても翼人の記憶は星に返せず、その膨大な容量は人間には引継ぎ困難なものとなっていた。

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