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Q46」(2006/03/04 (土) 16:05:26) の最新版変更点

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Q.神奈って不器用だよね。お手玉、いつまで経っても上手くならなかったし。 A.そうかもしれないが、お手玉については同情の余地もある。 練習のとき、神奈は裏葉のアドバイスを聞こうとしなかった。 SEEN701.TXT 【柳也】「ひとつから練習した方がいいんじゃないのか?」 【裏葉】「何度もそう申しましたのに、聞き入れていただけません」 お手玉は三つでやるものだという固定観念に囚われて、意固地になっているのだろうか。 おそらく、そうではないだろう。神奈にとっては、お手玉は「三つ」でなくては意味がないのだ。 それを垣間見せるのが以下のくだり。 【神奈】「おぬしはまた逸れるかっ」 三つ目のお手玉を手に、何やらこんこんと説教をしている。 【神奈】「他のふたつの玉はいい具合に舞うというに、なぜおぬしだけそう不器用なのだ」 【神奈】「まったくおぬしはぐずでのろまよの。柳也」 【柳也】「…お手玉にまで俺の名をつけるのはやめろっ!」 お手玉は柳也が手に入れてきてくれたものであり、裏葉に教えてもらった初めての遊びだ。柳也と裏葉という、神奈にとって初めての、心を許せる二人が自分のためにいてくれること。三人で過ごす時間は、神奈にとって、苦しい旅路ながらも嬉しくて楽しい心躍る時間だったはずだ。 そんな状況でおそらく神奈は、裏葉が見せてくれた舞い踊る三つのお手玉に、自分たち三人の姿を重ねて見たのだろう。三という数字は、神奈にとって大切な「絆」なのだ。 お手玉は神奈にとって三人で過ごした思い出だった。絆そのものといってもいいだろう。それは観鈴にも受け継がれている。お手玉でこそないが、彼女はトランプを繰ることで不安や孤独がやわらぐという。 SEEN410.TXT 【女】「観鈴ちんはほんまにトランプ好きやなあ」 彼女の頭を撫でながら、言った。 【みすず】「なんかね、手を動かしてると安心できるの」 【みすず】「誰かがそばにいてくれるような気がする」

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