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Q.美凪シナリオでよく出てくる「夕凪」って何? A.「ゆうなぎ」と読む。「瀬戸の夕凪」のこと。 「凪」とは「風」という漢字の異体字であり、「風」と「止」という漢字が組み合わさったもの。意味もそのまま「風が止まること」である。 「夕凪」とは、沿岸部の夕暮れ時、海と陸の気温がほぼ同じになる一刻の間、陸風と海風のどちらとも止んでしまう状態を指す。 AIRの舞台は瀬戸内海をイメージして書かれているが、その瀬戸内で有名なのが「瀬戸の夕凪」である。普段から波が穏やかで荒れることは少ない瀬戸内海が、「瀬戸の夕凪」時にはまるで鏡のように平面になるという。高台から海を見下ろすと、海面に美しい曲線を描く潮流がはっきりわかるほど。美凪編の描写はまさにそれ。 つながる想いが黄昏てゆく海にまで届いて、波は夕凪に優しげな顔を見せていた。(美凪シナリオ8/8) 凪とは風が止んでしまうことだ。これが名前の一字として採られている美凪は、まさに「止んでしまった風」ではないだろうか。往人が出会ったばかりの美凪は、みちるとの関係に安住してしまっている。みちるという心地よい夢から覚めることを拒んでしまうと、つまり「凪いでしまう」とバッドエンド。 美凪の「凪」という字は、美凪が克服すべき精神的課題を表しているように思える。すなわち、「停滞と安住」。 みちるは言う。風が吹いた時、自分も乗り遅れないようにしなきゃ、と。 みちるは凪の終わりとともに去る。 【往人】「最後、何て言ったんだ、あのカモメ」 別れ際に、神妙な顔でカモメと言葉を交わしたみちるを思い返しながら訊ねる。 【みちる】「もうすぐ、風がふくって」 【往人】「風?」 【みちる】「うん。だから、のりおくれないようにしなくちゃ…」 陸風 夜間、陸から海へ向かって吹く風。りくふう、りくかぜ。 海風 昼間、海から陸へ向かって吹く風。かいふう、うみかぜ。

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