はてない国人+剣士+パイロット+騎士

(画:ミリ SVL 赤星 緑 合作)

要点(左の人物):・パイロットスーツ・マフラー・火の色の髪・エプロン
要点(右の人物):・剣・鎧・盾・火の色の髪・頭が悪そう
要点(真ん中):・馬 
周辺環境(手前):・訓練場
周辺環境(奥):・飛行場
周辺環境セット(右上):・大和丘商店街・味のれん・大火山(カルデラ)・近所の空き地・普通の一軒家


体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運
はてない国人 0 1 1 0 0 -1 1 0 0
剣士 1 1 1 -1 0 -1 0 -1 0
パイロット -1 0 0 0 0 0 1 1 -1
騎士 1 2 2 -1 0 -1 0 -1 0
体格 筋力 耐久力 外見 敏捷 器用 感覚 知識 幸運
合計 1 4 4 -2 0 -3 2 -1 -1

継承元




はてない国人+剣士+パイロット+騎士 設定文章


※要点:
  • マフラー(※1)
  • 鎧(※2)
  • 剣(※3)
  • 馬(※4)
※周辺環境(手前):・訓練場 (※5)
  • 大和丘商店街(※6)
  • 大火山(カルデラ)(※7)
  • 近所の空き地(※8)
  • 普通の一軒家 (※9)





騎士。
英語で言えばナイト。Knight。とても素敵な響きである。
また、フランス語でシュバリエ。Chevalier。これまた素敵である。
他にもスペルは省くが、キャバリエール、リッターなどなど素敵な呼び方が満載である。
この言葉の響きに憧れない者など、滅多にいない。(旧愛鳴ニュース部部長調べ)

飛行剣士。
それは子供たちの憧れ。

騎士。
それは飛行剣士たちの憧れ。

つまり騎士とは、憧れレベルでは現在最上位にランクインしている職業である。

旧愛鳴で育った成人男子(もちろん女子もだが)の多くが、子供の頃に近所の空き地(※8)や
遊び場に集まって騎士ごっこに夢中になった思い出があるというぐらい憧れの職業なのである。
もちろん、普通の一軒家(※9)が建ち並ぶ住宅街の空き地のため、はしゃぎすぎて近所の大人に
怒られるところまでみんな一緒である。

騎士は飛行剣士の中から選抜されることになっている。
そして騎士となった者は飛行剣士以上の激しい訓練を乗り越えて行くことになる。
この訓練についてこられない者はもとの飛行剣士に戻るが、騎士団創設からの歴史を見ても、
騎士訓練から脱落したものはほとんどいない。

これは厳しい訓練程度で脱落する者なら最初から選抜されない――ということもあるが、
もっと大きな理由は別にある。
それは彼らの想いである。
子供たちの笑顔を守りたいという、ただ一点の想いである。
その想いを持った彼らの士気は非常に高い。
どんなに厳しかろうと、訓練ごときで彼らの士気は砕けないのだ。
騎士に求められること。それは不屈の精神である。
諦めなければいつかは必ず願いはかなうと信じる心である。

こうして厳しい訓練をくぐり抜けていくことで、彼らは心身ともに
大きくステップアップするのである。

そして選抜訓練後初めて、彼らは騎士として正式に叙勲される。
だが彼らの苦労はこれで終わりではない。
むしろここからが本番なのだ。
子供の笑顔を守るため、藩国のために獅子奮迅の活躍が要求されるのである。

騎士たるもの無様な戦いは許されない。
バトルメードのように優雅に、あるいは力強く、つまりは格好良く戦うことが義務づけられる。
後ろから見ている子供たち、後輩たちの師表となるべく、格好良さを見せつけるのだ。
騎士が来たらどんなピンチも乗り切れる、絶望や悲しみに沈んだ者も希望と笑顔を取り戻す。
そんな圧倒的な安心感を与えるのも騎士の大事な役目である。

もちろん、騎士達も最初から騎士だったわけではない。学生から剣士に、
剣士から飛行剣士へ、そして飛行剣士から騎士へと訓練の成長するのである。
表面には出さないけれども、とんでもない量の努力と涙と訓練を経てである。
それ故に、エリートではあるが血の通わない冷徹なエリートではなく、はてない国人らしい
その髪の色に負けないぐらい熱い心をもっているのである。
もしかすると、愛鳴の騎士資格が生まれついての身分・階級ではなく藩王に叙勲され
騎士になることもその一因なのかもれしれない。
ごくごく普通の一軒家に生まれ、平凡に育とうとも、その心が本物で努力を続ければ
騎士になれるのである。

それゆえに、
愛鳴之の騎士たちは『子供たちの幸せ』を剣に誓い、常に格好良く、
皆の憧れであり続けるのだ。
なお、愛鳴之の騎士とは言ってみれば飛行剣士の進化後の姿なのだから、当然のようにI=Dの
運用も可能である。
飛行剣士の時点で近接戦特化集団だったが、騎士となることでさらに特化した
近接戦のエキスパートと表現するにふさわしい集団となる。

騎士団員の心には、炎がある。
平たく言うと熱血である。
鎧(※2)もマフラー(※1)も、騎士の心の燃える炎の赤をイメージしてデザインされている。

旧愛鳴時代の創設初期のころの騎士団には、名前がなかった。
愛鳴の騎士、子供たちの騎士。他に名前は必要ない。別に愛鳴騎士団で良いじゃないか。
そう彼らは思っていた。

だが、彼らがそう思っても、周りの者はそうは思わなかった。
具体的には騎士に助けられた子供たちである。
子供たちは子供たちなりに、騎士にお礼をしようと考えた。
騎士たちは、その気持ちだけで十分俺たちへのお礼になるよと言ったが、
子供たちは納得しなかった。

そして子供たちは思い至った。騎士たちにかっこいい名前をあげよう、と。

そんな経緯で、騎士団は名前を持った。

以来、今日も騎士は名乗りを上げる。子供たちに貰った、何よりも誇り高い名前を名乗る。

フレイム・リッター。

炎の騎士だ、と。

また、騎士になると一人一頭の馬(主に白馬)(※4)が支給される。
これで白馬の王子様の完成となり、男女問わずの飛行剣士たちに羨望と憧れの眼差しを
向けられるのである。

なぜわざわざ馬に乗るのかと聞かれたとき、騎士はみんなこう答える。
そのほうがかっこいいじゃないか、と。
他にも理由があるのかどうかはさだかではない。

有事の際に白馬にまたがり、戦場へと駆けていく姿はまさに一陣の疾風と呼ぶにふさわしい、
ともっぱらの評判である。

特にパレードの際には、フレイム・リッター達の勇士はより一層輝きを増す。
ピカピカに磨き上げられた鎧をまとった騎士達が隊列を組み、
マントをなびかせて白馬に乗る姿は老若男女を問わずにファンにするぐらいに格好がよいのだ。
その格好良さのため、彼らが参加するパレードがある日は、その勇姿を一目見ようと
多くの人が集まるのである。

旧愛鳴時代のパレードのコースは、観光地でもある雄大なカルデラ(※7)を抱く愛鳴山の麓、騎士たちが
切磋琢磨する剣士訓練場(※5)から始まり、愛鳴の中心地である大和丘商店街(※6)を経由し、
政庁で終わるのだが、バトルメードや理力飛行体といったの他の部隊のコースでもある
大和丘商店街付近からは人の数が跳ね上がるのである。
(もちろん、屋台や飲み物等の販売で大和丘商店街の売り上げも跳ね上がるのである。)

特に壮観なのは騎士隊が一糸乱れぬ所作で政庁の藩王陛下に対して捧刀(剣を掲げる敬礼)(※3)を
行う味のれん付近である。
隊長の号令の元、磨き上げられた剣が一斉を掲げる姿は、これ以上無い格好良さをパレードの
観覧者達の心に焼き付けるのである。

心に炎をもち、平常は子供達の憧れであり、有事の際には一陣の疾風となって、例え
絶望ですら追いつくことができない、
それが愛鳴之の誇る騎士団「フレイム・リッター」なのである。



(文章:作成ハルキ、加筆脚立)