資源採掘地


/*/
L:資源採掘地 = {
 t:名称 = 資源採掘地(施設)
 t:要点 = 鉱山,露天掘り
 t:周辺環境 = 重機,作業用爆薬
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *資源採掘地の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。
  *毎ターン資源+15万tされる。
 }
 t:→次のアイドレス = 鉱山夫(職業4),レトロライフの発掘(イベント),金山発見(イベント),発掘兵器の発掘?(イベント),大鉱山(施設)

/*/

イラスト

#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
※要点:・鉱山(上コマ左上)
  • 露天掘り(上コマ右下)
※周辺環境:・重機(左下)
(作成者:たまき)

#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
(作成者:SVL)
※周辺環境:・重機(左下)

#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
(作成者:SVL)
※周辺環境:・作業用爆薬


継承元


設定文

※要点:・鉱山(※1)・露天掘り(※2)
※周辺環境:・重機(※3)・作業用爆薬(※4)

「西園寺鉱山」


○西園寺鉱山の始まり
第三層(旧愛鳴藩国時代)の南部、海岸付近の未だ人手の入らない自然豊かな土地に、希少な金属類の鉱床が発見されたのは、まったく偶然の産物だった。
以前実施された冒険イベント「究極温泉探し」により、ハルキ、ミリと温泉旅館主人との死闘の末(旧愛鳴藩国時代SS「究極温泉探し」を参照)発見された鉄鋼床であり、まず鉄鉱石採掘のための鉱山(※1)設備が整備・稼動した。
当初は表土を剥ぎ取り法面の整形、運搬路の確保を行いつつ掘り進める「露天掘り工法」にて採掘を進めていたが、その後の調査ボーリングにより深部に鉱脈の存在が明らかになり、掘り進むうちに大深度地下に金鉱脈の鉱床が発見された。
もとより旧愛鳴藩国時代には湧出する温泉により観光地、農業・暖房等の民生分野での利用を行って来た。
温泉となる地下を流れる高温の流体(熱水)の堆積物が鉱脈となるので、以前より地下資源の存在は予想されていた。それがもっとも望ましい形で確認されたことになる。
後に世界一高品位の金鉱石(平均で約50ppm、ところによっては10,000ppm以上)を算出し、鹿児島県の菱刈鉱山を髣髴とさせる金鉱山であり、なおかつ鉄を産出する西園寺鉱山の始まりとなった。
(鉄と金とは、かつて鉱山と同じ名前を有した女帝にふさわしいともいわれるが定かではない。ちなみにその名はmary)


○金
熱伝導、電気伝導に優れ、空気による侵食、化学的腐食に強い。古来、貨幣、装飾品、美術品、祭具として用いられてきたが、近代は工業用・医療用金属として様々な用途で用いられている。
また電子機器においてもその導電性の高さより、精密回路に不可欠の金属となっており、民生・軍事問わず様々な場面で用いられているのは周知の事実である。


○露天堀りの中止
露天掘り鉱山は先にも述べたように、鉱床が地表近く広大な敷地がある場合に、坑道堀りより低コストで大量の鉱石を採掘可能である。
しかし愛鳴之藩国では、国土の有効利用と、操業中・操業後の環境問題を検討した結果、採掘終了後のリハビリテーションや河川水の酸性水化や汚濁の問題を無視できなかったため、最終的に露天堀りを中止した。
インドネシアにおいては毎年、多くの熱帯雨林が鉱山開発により消滅し、降雨による大量の土砂の流出は、河川を汚濁するとともに採掘岩石との反応により酸性水化を引き起こし水質汚染をも引き起こしている。
またある資料によると、露天掘りにおいて採掘された鉱石中の金の含有量は1tあたり0.3~1g、金1gを生産するのに99万9,999gの岩石が捨てられるということであり、環境リスクに対すると非常に効率が悪い採掘法といえる。
(環境goo「グローバルコラム」参照http://eco.goo.ne.jp/business/csr/global/clm38.html)

そのため露天堀り中止後の跡地は、緑化による土砂流出防止と遊水地設置による周辺環境の維持設備が設けられ、一部は公園として一般に開放されている。
またこの跡地の公園は、愛鳴之藩国内ローカルTVによる特撮物の重要な撮影現場ともなっており、毎週5色の煙が立ち昇り罪なき怪人の声鳴き悲鳴が響いているという。


○機械化鉱山
西園寺鉱山は、現在坑内掘り工法がメインとなり採掘されている。日本では一般的な工法で鉱床が地下深い時にはまずそこまでのトンネルが掘られる。
これに対し鉱床が地表近く広大な敷地がある場合は、露天掘り(※2)という土木的にいうオープンカット工法が取られる。この工法は本鉱山の金採掘には適さないため本格的採掘に合わせ変更された。

最初に坑口より鉱床のある地下に向け斜坑が掘削された。地盤の軟らかな場所ではトンネル工事でも採用されるNATM工法が用いられ、土木技術の粋を費やして建設されている。
また温泉水の流出により軌道を敷設する運搬方法は見送られ、ロード・ホウル・ダンプ(LHD)等の重機類を使用したトラックレス斜坑方式による採掘法が採用された。
これは主にタイヤ履いた無軌道車両による運搬を行うものである。また坑道内を車両が通行することを可能にしたのは単に鉱物採掘だけでない意味も持たされていた。

坑道が鉱床まで到達すると穿孔機械により鉱脈に穴を開け、爆薬(※4)を装てんし発破する。
発破に使用する爆薬は含水爆薬と呼ばれ、主成分に火薬を含まない特殊な爆薬である。
ニトログリセリンやダイナマイトと違い非常に安全なので、この種の坑道における発破作業では主流となっている。
また装てん用の自動機械も導入されており、人力で行う作業は極力低減されている。

発破により砕かれた鉱石は専用の重機(※3)により回収され、坑内の積載場にてダンプトラックに積み替えられた後、地上にまで運ばれる。
そうして採掘された鉱石は坑外の選別工場にて手のひら大に粉砕後、自動選別機および人の手により金・鉄鉱脈とそれ以外のズリに選別される。


○鉱山の風景
第三層(旧愛鳴藩国時代)の南部、海岸付近の未だ人手の入らない地区に鉱山はある。北の空にを見ると遠くに白い噴煙を立ち昇らせる愛鳴山を望むことができるが、名物のはてない商店街、味のれん等は、灯台、港湾部施設にさえぎられ見ることはできない。
また市街地から遠く離れているため、一般住宅や子供が遊ぶような空き地も周囲にはなく、関係者以外あまり立ち寄らないようなところだ。
地上に広がる鉱山施設は露天掘り跡地がもっとも目立つ以外は、大規模な施設はなくあまり目立たない。本金山は排出水の浄化の必要がないため沈殿池等、環境関係の施設が少ないためである。場外から鉱山敷地を見ると露天掘り跡地、管理棟と温水のパイプラインばかりが目立つ風景となっている。
坑道内へは3本の斜坑により外界とアクセスされており、それらは搬入出用の2本の坑道と給排気その他メンテナンスを兼ねる坑道である。
産出された金鉱脈は選別後、港に輸送され精錬工場にて純金・銑鉄となって取り出される。
また搬出したズリも港湾部に輸送され、整備のための埋め立てに用いられている。
場内で働く人々は炭鉱労働者のような炭塵にまみれた姿ではなく、一見すると工場技術者のような雰囲気もある。
赤い髪が緑十字の書かれた安全メットからはみ出している作業者が、坑道内が寂しいといって装飾用のライトを飾ってみたり、緊張感のない会話を交わす光景からは、これで最先端の鉱山かと思われるほど緊張感はなく、見学者からはさすがはてない国人と、ちょっと間違った感想をいわれている。


○地下道の設置
金・鉄鉱床が藩国の地下を走ることで、坑道が縦横に進捗した。比較的低層の鉱床が尽きると更に深層へと掘削するが、その尽きた部分を国民避難用の地下道・シェルターとして用いようという事業が進められた。これも続く戦乱が、藩国指導部に国民保護の措置を緊急に実行させたためである。
よって藩国首脳部による緊急事態対処計画の立案と遂行により、国土を東西南北にめぐる坑道を緊急時通路として整備することとなった。
イメージ的には、現在東京で進められるジオフロント開発、大深度地下の利用のにもなぞらえられるだろう。
国内数箇所には坑道(避難路)への出入口が設けられた。それは通常I=D、車両の通行が可能な規模のもので、迅速な国民の避難と脅威への対抗戦力の迅速な展開に用いることを想定している。



(作成者:九頭竜川)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年06月08日 20:28