ぐるるぶ愛鳴之藩国版

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L:観光地 = {
 t:名称 = 観光地(施設)
 t:要点 = 観光地
 t:周辺環境 = おみやげ物屋,ガイド
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *観光地の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。
  *毎ターン資金は+15億される。
 }
→次のアイドレス = お祭り(イベント),郊外ファームタイプの遊園地(施設),大観光地(施設)

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愛鳴之藩国観光地のご案内【ぐるるぶ愛鳴之藩国版】

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(画:ミリ、赤星 緑、SVL、グググ子 合作)


観光ガイド
旧愛鳴藩時代の観光地には観光案内所が常設されており、愛鳴之観光協会はそれらを取り仕切る。
観光産業は藩国の収入とブランドイメージを左右する重要な産業のため、
政庁との連携が密に図られ国家的な事業となっている。
そのため観光ガイドによる、観光客への藩国の史跡、名所旧跡、名産品、
イベントの案内に特に力を入れている。
観光ガイドには現在2パターンほどある。
ひとつはそれぞれの観光協会事務所に申請するケースで、
個人やグループでも利用することができる。
この場合ガイドは大抵二人一組で、物知りの初老の人と10代の学生という構成が普通。
これは藩国ならではの事情というもので、学生の社会参加と老人から若者への
伝統の伝承という目的もあり、単なる商売という以上の目的が含まれている。
ぱっとみ、おじいちゃん(おばあちゃん)とその孫、という感じでそのアットホームな感じが、
利用者としても安心するようでおおむね好評といえる。
もうひとつのパターンとして「イヌバス」と呼ばれる藩国内の観光地、
主に鳥坂温泉、政庁・商店街近辺、遊園地周辺をバスガイドつきで観光ができる
サービスがある。
丸いつばのラインがシックな濃い紺色の制帽とおそろいの色のスーツを着こなし、
かわいいピンクのエプロンを付けたバスガイドがきびきびと動き、
利用客を誘導する旗を持ち歩く姿はとても人気がある。
藩国で女の子がなりたい職業のひとつである。

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(画:赤星 緑、SVL、グググ子 合作)

鳥坂温泉(とさかおんせん)
【愛鳴山登山口より徒歩5分】
藩国第三層北部の愛鳴山を望む登山道の入り口にあり、
登山客のみならず温泉を目的にくるお客さんで賑わう温泉町。
藩国を南北に走る街道の北端にあたり、空港や港からの直行してきた観光バスが
良く見られる。
愛鳴山による火山性温泉であり、湧出する温泉は高温かつ湯量が豊富で
この温泉はすべてかけ流し温泉である。
名前の由来は「この町に入って三歩歩くと浮世の憂さを忘れることができる」
というところからで、三歩歩くと忘れる=鳥頭から鳥坂となまった。
町の街路をあるくと、あちらこちらで湯気が立っており独特の香りを感じる。
湯気の元のひとつが「足湯」である。小屋がしつらえられ、その中には足を入れる
小さな湯船と腰掛ける椅子があり気軽に温泉気分を楽しむことができる。
また近くには「温泉たまご」用の湯船が作られており、近くの売店で網に入った
生たまごを買えば、セルフサービスで温泉たまごを作ることができる。
たまごをお湯につけるときは要注意である。かなり熱い温泉のためうっかり手を
つけるとやけどをする恐れがある。
そのためか「温泉たまごの」売店にはやけど薬も常備している、といううわさがある。
鳥坂温泉の温泉宿はどれもこぢんまりとした木造の建物で、派手さはないが落ち着いた
たたずまいがあり、その接客には素朴でじんわりとした温かみが感じられる。
この温泉町の特徴は個別の温泉宿で大浴場を持つのではなく、町全体で4箇所それぞれ
「風林火山」と付けられた共同浴場を持つことである。
温泉を共有財産として管理し、宿はあくまで食事と宿泊とサービスの場所と区別している。
これにより鳥坂温泉の品質・安全性の維持とブランドの確立がしやすくなっている。
宿泊客は「温泉手形」を渡され、フリーパスで4種の温泉を楽しむことができ、
日帰り客もそれぞれの温泉で使用料を払えば入浴することができる。

  • 「風」の湯
鳥坂温泉の西を農業地帯に向かって流れる川沿いに作られており、
川面を眺めながら入浴できるようになっている。
名前の由来は、河の両端から突き出す木々の木の葉が鳥のように川面を舞うとき、
風を見ることができるところから。
なお上級者向けとして、川原の石をどけると湯が湧き出す場所がある。
そこで自作の湯船を作り入浴することも可能である。ただし増水時には
安全の保障はいたしかねるとのこと。

  • 「林」の湯
自然の木々に囲まれた中入浴することができる。
森林浴を兼ねることができ、温泉のにおいと木々のにおいが入り混じる。
湯船につかりつつ森の中を眺めると、木漏れ日が幾条もの光の筋を書き
幻想的な風景を見せる。
なお上級者向けとして、奥まった林の中に無差別混浴風呂があり、
様々な種類のいきものとともに温泉を楽しむことができる。
そこで何と混浴するかは行ってからのお楽しみ。

  • 「火」の湯
名前は仰々しいが温泉町内にある一番大きく最も普通な浴場である。
大小いくつかある湯船の中でその名前の由来ともいえるとりわけ熱い湯船があり、
一般人は誰も入ることができずベテランの老人たちが額に青筋立てながら入浴をしている。
それ以外の湯船は普通のものばかりで、大人から子供まで楽しめるものになっている。
なお上級者向けとして、郊外に元湯と呼ばれる場所があり、そこから高圧の地下水が
蒸気と共に噴出している。それにふれると熊をも倒すといわれており・・・

  • 「山」の湯
温泉町の地下には地熱により熱せられた岩盤が顔を出すところがある。
その岩盤を利用し一種のサウナともいうべき浴場を作った。
程よい熱さの岩盤にゴザを引き浴衣を着たまま寝ころぶと、みるみる汗をかき始める。
遠赤外線により新陳代謝が向上し、老廃物が抜けてサラサラ血液になるという。
なお上級者向けとして、熱くなった岩盤の中には焼肉ができるようなものがあり・・・


たわば商店街
藩国第三層を南北に貫く街道があり、その両側には商店街が軒を連ねている。
その商店街も藩国北部、中部、南部ではその構成にはやはり違いがある。
北部商店街は、鳥坂温泉と隣接する関係で観光客向けのおみやげ物屋が目立って多い。
特に鳥坂温泉行きのバスが到着するターミナル付近の呼び込みの声はかしましい。
まるでツバメの雛が親鳥の持ってきたエサを求めるように、
①観光バス到着、②120ホン、③観光客去る、④0ホン、また観光バス到着
(以後①~④繰り返す)。
商魂たくましさがほとばしる光景である。
人気のおみやげとして「王犬 母なる犬」をモチーフとした「おふくろ饅頭」
(表面に似顔絵入り)がよく買われている。
その他三角形のペナントや提灯、木刀などが修学旅行生に人気である。
一部体育教師用に売れるのは「精神注入棒」と印字された棒切れであり、教育問題の
遠因ともなるトラップアイテムがある。
お約束で温泉饅頭、怪しいキーホルダー、耳掻き、油取り紙がラインナップされ、
良く見ると他の観光地のものと名前だけ変えてあるとゆーのはご愛嬌である。
お土産屋の店構え自体はいたって普通であり大規模物産センターというものはない。
個人商店が軒を連ね、観光客がその店々をひやかして周り、店主との雑談や価格交渉、
はたまた意気投合していきなり飲み始めるなど、そこにいるだけで旅の楽しさを
感じられるだろう。

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(画:ミリ)


ナガスパシーサイド遊園地
藩国第三層南部地区にある総合レジャー施設で、北の鳥坂温泉とは集客力で双璧と呼ばれる。
遊園地と温泉施設とを合体させた野心的なレジャー施設であり、ナウなヤングに
バッチリなプレイスポット(昭和50年代的)である。
遊園地を代表するアトラクションとして大観覧車「おとみさん」、そして木製コースター
「子連れ白狼」が挙げられる。

  • 大観覧車「おとみさん」
おとみさんは観覧車とお化け屋敷が一体となった革新的コンセプトを誇り、
それぞれ窓が黒く塗りつぶされた窓はポップな色調のゴンドラと好対照であり、
見るものにいいようのない不安を掻き立てる。
またゴンドラの中は乗り込むまでどんな仕掛けがされているかはわからない。
開けてみてのお楽しみである。一度乗り込むと15分間は幽霊と密室に二人っきり。
トランプしても、写メっても、人生を語り合ってもあなたの自由。
「ドッキリ!地上40メートルの心霊体験(はあと)!」が「おとみさん」の宣伝コピー。

  • 木製コースター「子連れ白狼」
レール、橋梁・橋脚、コースター、ホームにいたるすべてが木製のコースターである。
コースターは1台につき2人乗りで無骨に角ばったつくりである。
なぜか各座席の後ろに手押し用の持ち手が付いているが、実際に使用されることはない。
また先頭の車体には用途不明のスイッチがあり、それを押すと前面にがとりんぐ砲が
現れるというが、未だそのスイッチを発見したものはいない。
登場資格として「身長130センチ以上」「心身健康な方」「持病のない方」「係累のない方」
「あとくされのない方」と続く。
乗車直前には「自己責任」と大きく書かれたゼッケンを渡され、それを胸に付け乗り込む。
乗り心地は壮絶である。サスもなく、イスも板敷き。
搭乗者はコースターがガイドレールに、がっつんがっつんとぶつかる衝撃に耐え、
神の御技のもとに完走することを目指す。
白塗りの巨大な壁にも見える高層木造建築物の限界に挑戦したコースは、
コースターが走りぬけるたび「ゴリッ」「ペキッ」という異音を発しながらびみょーに
しなるため、
通常のジェットコースターにないスリル(命の危険ともゆー)を楽しむことができる。

その他、普通のご家族が楽しめるような遊戯施設も十分にあり、
王道のコーヒーカップやメリーゴーランド、自由落下を楽しむアトラクション、
またカーニバルのようなショーや特製グッズをそろえたおみやげ物屋もあり、
来場者を楽しませ飽きさせないサービスを提供している。
天気の良い休日には、家族連れや「イヌバス」バスガイドに先導された観光客、
学生、子供たちでにぎわう。
そして帰りは温泉で汗を流して帰宅するのが、藩国の人々の休日の楽しみ方である。

(文章:九頭竜川)

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最終更新:2008年06月07日 12:59