魔術

【概略】
あらゆる魔術のうち、基本的なものから戦闘用まで幅広い術を内包したカテゴリ。

攻撃に用いる術、一般生活にも応用の利く術、それ単体ではさほど効果のない組み合わせ用の術など、種類は多様。

【属性】
ここに分類される術は、全て「火」「水」「雷」「氷」「風」の五属性が与えられており、例外はない(属性が存在しなければ特殊分類される)。

魔術師は基本的には全ての属性魔術を習得できるが、生まれながらに特化して扱える属性を1つだけ持っている。これは血統の影響を受ける。先祖代々火の属性を得意としていれば、血を受け継いだ人間も火を得意とする傾向にある。固有のものなので、得意属性を移し替えるには術師の存在定義から変更する必要がある。(そこまでする割にはメリットが小さい)

魔力によって現象を生成している、つまり魔力の塊が炎や水といった形を取っているだけであるため、属性間に相性は存在しない。ただし、より強い力の術が衝突すれば消滅する。
よって、火の魔術を受けた際に服が燃えるのはあくまで副産物的なものであって、魔力加工された服を着用したり、魔力の抵抗が大きければそういったことにはならず、あくまで魔力をぶつけることによるダメージを期待する。

【詠唱】
起動文言+αという形態練気術とは同じだが、それ以下の詳細が大きく異なっている。他にも、詠唱に関するノウハウがかなり多岐に渡って派生している。

基本形*

『回路作動(スペルパス)』の始動式を文頭に置き、
後に続く文章の数が多いほど威力が増す。
文章は句点で区切られる。

短縮形*

『回路作動(スペルパス)』の始動式を文頭に置くのは変わらず、
通常後続する詠唱の文章を単語で簡略化する。

詠唱時間が大幅に短くなり、魔力を術へと変換して放出する工程が一瞬で終了するため威力が大幅に下がってしまう。
本来十分に時間をかけて術を構成することで、消費魔力に見合った、あるいはそれ以上の効果を生み出すところを、短縮形は半分無視しているため、術師の純粋な魔力の強さが問われる。

にもかかわらず、隙が少ないので戦闘の際にはほとんどこちらが用いられる。

圧縮形*


詠唱を終えた後、術式を発動させず制御し、さらに魔力を流し込んで発動させる術を高密度化する。

高密度に圧縮する他にも、複数の術式を連結することも出来る。
最終更新:2017年06月11日 19:24