桜田雷霞

さくらだらいか。

27歳/187cm/85kg 一人称「私」
2/17生まれ A型


遥人の復讐対象であり、桜田家を崩壊に追い込んだ張本人。遥人とは腹違いの兄弟。雷霞を生んだ母親は、病死してしまいのちの嫁が遥人を生むこととなる。
元は桜田家の長男として生まれたはずだったが、能力を継承できなかったために分家で育てられた。(親の血筋が純血の桜田家ではなかったため)

が、彼の高い実力が認められ、再び本家に補助役として舞い戻る。



桜田家殺害事件を起こした当時は17歳。しかし彼の力は既に桜田家の当主に及ぼうかというほどに成長していた。


彼の強大な力を警戒した当主は雷霞の力を封印し、本家との関係は一切断つことを考えていた。それを受け、雷霞は仕方なく分家に戻る。

最初の事件はその分家で起こった。
ちょっとした発言がきっかけで雷霞が激昂し、分家の長と揉め合い、その末に殺してしまう。
その事件を察知した聖堂は、最も近い場所にいたレィミィを、雷霞討伐に赴くように指示。

以後、遥人の関わる事件となる。その際にレイミィをかわした雷霞は、桜田家に関わる人間を殺しつつも、聖堂の追手をことごとくかわす。

左目の視力がない。これはレイミィとの戦いにおいて傷を負ったためである。奇しくものちの遥人も同じ目に眼帯をすることとなる。普段は髪で隠れている。

分家では非常にひどい扱いを受けていた。魔術師と比べると家系や歴史に関する差別は少ないが、武家の流れを組んでいた桜田家はかなりその扱いに神経質だったことから、混血の親から生まれ能力を受け継げず本家の生まれでありながら分家に落ちた彼を、表では丁重に見せかけつつも裏では道具のように扱った。(抵抗しようにも周囲も練気術師でありまだ彼は未熟だった。彼の周囲は彼を完全に奴隷にしたと思い込んでいたが、彼自身の中で割り切ることが出来たからである。そのため事件では全く警戒していなかった分家の人間は皆殺しにされた)
当時は死んでいたが、混血であった彼の母親も貶められていた。

積年の恨みつらみはついに事件へと発展することになった。


基本的に口数は少ない。桜田一族抹殺以外は彼はあまり積極的に戦闘を好まない。ただし自分の障害となる相手であった場合は容赦せず殺す。感情には流されにくく、状況を最善かつ自分に有利に運ぶためなら手段は選ばない。


パワー  A- 
練気   A++
スピード B+ 

光の刃(エダナ) C++

存在は柄だけであり、使用者の練気を消費して刃と化す。
使用者の人柄、性質、精神状態にかかわらず浄化の性質を持ち、精神状況に依存するルナ・ソレイルとは異なる。

雷霞が持つにはおよそふさわしくはない武器だ、とレイミィも語る。

刃を練気で出現させるタイプの武器は熟練の技術を要する。安定した精神と、練気放出が必要なためである。

刃の長さにはある程度の自由が効く。

未来加速(セカンドフューチャー) S-

予知能力を得られなかった雷霞が代わりに発現した能力。

一瞬のうちに自己の体感時間を未来へ移動させることができる。
厳密には、自分の行動を未来において先取りさせ、かつ、その結果をこれから取る行動と競合あるいは矛盾を発生させない能力。

移動するのは自分の時間軸だけであり、またその時間も非常に短いために、予知とはなりえない。しかしながら移動先の行動が時間の短さゆえにそのまま現在へと反映されることで、あたかも雷霞が二人いるかのような攻撃をすることが可能。


その性質ゆえに、未来を予測、固定化する遥人の能力には絶対に勝てない上、発動自体もままならない。
最終更新:2017年06月10日 19:08