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矢上爽一郎設定文3

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~矢上麗華の日記より~

某月某日

爽一郎さんとお出かけ。
何気なくウインドウショッピングがしたいと言ったら、ハイマイル区画に連れて行ってくれました。

なぜ、爽一郎さんがハイマイル区画に入れるのかな・・
また、ある程度の金額の物なら買ってくれると言われた時には、かなり驚きました。
宝飾品店に並んでる品はとても綺麗でしたし、アイテム図鑑を編纂してる者としては興味がない訳ではないけれど、私にとっては値段や美しさで価値が決まる訳ではないので、気持ちだけ頂くことにしました。


某月某日

爽一郎さんの職業がトレーダーだとお聞きしました。
トレーダー…爽一郎さんは私の想像の斜め上をいく職業に就いていらっしゃいました。
どんな職でも、爽一郎さんが望んで就いたのなら構わないのですが…でも爽一郎さんがトレーダーなんて少し不思議な感じがします。

でも、トレーダーとかしてるからハイマイル区画にも入れたのかな?


某月某日

爽一郎さん基本情報を知ることが出来ました。
パイロット、名パイロット、整備士、世界貴族。
パイロット、名パイロット、整備士。
これはわかりますが…世界貴族?
なぜ世界貴族…?トレーダーだから?
それから「帝國軍軍装」…
爽一郎さんは帝國軍に籍を置いているのかな…?

考えすぎかもしれないけど、ただの自惚れかも知れないけれど、爽一郎さんが帝國軍に籍を置いているのは、私が帝國に属しているから…ぽち姫のこと気にかける発言をしたから…とかだったらちょっと悲しいな…

私の為に生きかたを変えることはして欲しくない。
爽一郎さんには爽一郎さんの望むままに生きて欲しい。
心の中に描いているであろう夢を現実にする為に生きて欲しい。
私はそんな爽一郎さんを好きになったのだから…
出来れば爽一郎さんの夢を叶えるお手伝いがしたい。
それがどんなに険しい道でも。
私に出来ることなら何でもしてあげたい…


某月某日

ここ数日の日記を読み返しました。
自分で言うのもなんですが、もう爽一郎さんに完全に心を奪われますね。
前々から自覚はありましたが、改めて日記を読み返したら、呆れる位のベタボレっぷりに腰が砕けそうになりました。


某月某日

経済戦争。
余裕が無いときに選ぶ選択肢ではないと思う。
今がチャンスかもしれない。
帝國は戦勝ムードで景気回復のいい機会なのかもしれないから。

この戦争に勝利すれば、帝國だけでなくNW全体が潤いそうです。
とりあえず爽一郎さんの力になれるように出来る事をやってみようと思います。
各藩国の藩王、又は摂政に連絡。協力を取り付ける。
ホッケ財団にも出来れば協力を仰ぎたい。
経済戦のための大量にマイルがいるかもしれない。その確保もしなくては。
マイルだけでなく資産も必要かも。多くの国の資産、資金を動かせるように準備をしておくことに越した事はないかもしれない。
大量の資金がなければ出来ないことも多いだろうし。

後はNW各国の資産状況の把握の為の資料を用意しておいても損はないかな。

これ以上は、もっと情報を集めないと検討できないな…


某月某日

ここ数日の世界情勢は目まぐるしく変わり、こちらの計画等も修正を迫られるかも。
また某国による妨害工作も一応、心に留めておかないと。
出来れば協力したかった国だけに残念です。
けれど共和国側に協力者がいないわけではなく、上手く行けば当初の予定どうり帝國と共和国に何らかの利益を得る事が出来そう。

出来ればシロ宰相にお目通りをお願いして、助言なり援助なりをお願いしたいところです。


某月某日

爽一郎さんが戦闘に出ているとお聞きしました。
とこで戦ってるのか、敵は何者かもすらわからない。知る手段すらない…
なにも出来ない自分がもどかしい…



 王宮の自室で日課の日記を記していた矢上麗華はここで筆を置き中庭に出る。
 いつの間にか日は沈み、空には星が輝いている。


 王宮は空き缶王が女王に夢の変形をした頃から静けさに包まれる事が多くなった。
 今日もそう。中庭は静寂に包まれ、明かりも王宮から僅かに漏れる明かりと月光だけ。

 麗華は歩きながら考える。たとえ何も出来なくとも、出来る事をしようと。
 空に輝く星に願いを託すのではなく、私の「星」を想い、祈ろうと思った。
 そして、誰もいない中庭の奥、一人静かに祈りを込めて歌いだす。


 私の想いが力となってあの人を護るように…


(SS:矢上麗華@土場藩国・挿絵:フリー素材)


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