翠星石さんと蒼星石さんと一緒にお昼を食べているといきなり、
蒼「JUN君。明日……暇…かな?」
J「え…!?///」
先輩や薔薇水晶にはこの短期間で幾度となく誘われたが、蒼星石さんからの積極的なアプローチは初めてだ。
でも、普通こうゆうのって2人っきりの時とかに誘うんじゃないかな…なんて赤面してると、僕の勘違いに気付いたらしく
蒼「あっ、いや……違うんだよ。そうゆうんじゃなくて……翠星石と3人で…買い物に付き合って欲しいな……って…」
慌てて付け足す蒼星石さんも赤くなっている。
J「え…あぁ!」
翠「翠星石の可愛い妹がチビ人間なんかデートに誘うわけねぇです」
ケラケラと笑いながら、ここぞとばかりに攻めてくる翠星石さん。だけど、口先で僕に勝とうなんて千年早い!!
J「だよねぇ。翠星石さんと違って、可愛い蒼星石さんが僕なんか誘うわけないよね。なんたって、双子の姉とは似ても似つかぬほど可愛いんだもん」
翠「なっ!?」
その後、ギャーギャーと不毛な争いになったのは言うまでもない。
蒼「…で、明日暇かな?」
一瞬何の話か分からなかった。それほど長く言い争っていたのだ。
翠「引きこもりのチビ人間は暇に決まってますですぅ。 もちろん、行きますですよね?」
J「起きれたらな」
翠「なっ!こんな可愛い双子が誘ってるですよ」
J「起きれたらな」
翠「--ッ!」
ラウンド2に入りそうになった瞬間、蒼星石さんが
蒼「……ダメかな?」
うっ!?
そんな顔されたら断れるわけがない
J「わかった。行くよ」
すんなりとオーケーしたのが気に入らなかったのか、むくれてる翠星石さん
翠「随分、翠星石と蒼星石では態度が違うですぅ!」
抗議する翠星石さんはスルーして
J「で、集まるとことか時間は?蒼星石さん」
蒼「ん~、詳しいことは夜メールするね」
J「わかった。ぢゃぁ、そろそろ戻ろうか」
ギャーギャーわめいてる翠星石さんを置いて、教室に戻った……後に、翠星石さんに殴られたのは言うまでもない。
~その夜~
~コノママドコカトオクツレテーテクレナイカァ♪
メールだ。
送り主は蒼星石さんだった。
蒼【明日は、駅前に10時で良いかな?】
……早いな
休日の10時とは、僕にとって熟睡真っ只中
まぁ、計画があるだろうし【いいよ】送った。
~コノママドコカトオクツレテーテクレナイカァ♪
瞬時に返信が返ってきた
蒼【ありがと。明日、楽しみだね】
続く。