エルデイン(Eldein、当該語で"from the origin"の意。設定上復古的な人工言語のため)は2008年の2月下旬頃に作成したと思われるアプリオリ言語(一部の固有名詞等を除く)です。時期的に見て恐らくアルカの新生アルカへの移行に刺激を受けたのでしょう。
語彙数はノイズを除けば1500弱になります。このくらいなら実は10日もあればできたりします(半日言語作成に割ける暇人の場合)。

設定的に自分の中でまだ生きてる部分等もあって色々恥ずかしい気もするのですが、時間が経って他人事に思えてきたのと、HDDの肥やしにしておくのも勿体無いかと思い公開する次第です。

Eldein辞書(要PDIC)

背景設定


話者は遠い未来の人類の末裔ですが、場所は太陽系外の惑星の衛星です(確かはくちょう座方向)。公転周期が2.9日で、主星が天球上に静止していて夜中も雨天の日中ほどに明るいので少々暦や時間の感覚が我々と異なります。

人類は一度言語の空白期間(技術が発達してコミュニケーション手段として原始的な言語が必要なくなった)を体験しているため、現在の地球上の言語の流れから独立した言語になっています。地球に比べると可住域がチベット高原の約2倍と狭く、時間的にも数千年の歴史しかないため、語族として存在するのはこれひとつだけです。

設定に関しては「魔法」で全検索すると色々出てきます。

言語仕様


基本的にアルカの派生みたいな言語です。私は多分今後こんな言語しか作れないのでしょう。
統語的には典型的なSVO/NAの前置詞型言語です(やっぱりNA言語が好き)。
一部の語彙は火語の流れを組んでいます。ただしアポステリオリ語源のものは省いています。

読みは概ねイタリア語に従います。合成語の子音連続の処理が煩雑で、音に拘っているようです。歌詞で音節数の都合がつかない場合の調節法も書かれています(「雅語」の項)。
特徴的なのは代名詞や基本動詞周辺の母音の省略でしょうか。Mir'でI thinkとなったりします。ofを意味するdeは母音の前だけでなく後でも省略されます(Mirad'Rantes=徒然草)。少し慣れるのに時間がかかりそうです。

文字は独自の文字と古代文字としてのアルファベットが設定上はあったはずですが、実装はしていません。

その他文法事項の詳細は、メモ程度ではありますが辞書の末尾に日本語の見出しで書かれているので、そこを参照してください。

いくつかの例


Min re Mischi.
私たちは日本に住んでいます。

代名詞(ci)と繋辞(e)が融合してceとなった例。
Ce zacabo.
これは人工言語です。

関係詞はli(下の文ではlo)で表現します。
Mis'はmi+su(I want to)の省略。
Mis' er fisca lo resso chi fer cer.
雪に覆われた桜を見てみたいなぁ。

前置詞から接続詞を派生させる場合はde(~の)を置きます。
Mi er fult zac glata.
私は滝の前で虹を見た。
Mi er fult de-zac glata.
私は滝の前の虹を見た。

挨拶語。
Rin. / Ver.
はい / いいえ
Rincer.
おはよう/こんにちは/こんばんは。
Ritti.
ありがと。
Sotti.
ごめんね。

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最終更新:2010年01月24日 05:10