満天星国

T16と私

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<T16と私 ~あるいはT16と私とピケ~>


 私にとってのT16は新型ピケ開発のターンであった。
 その性能については既に知る所であるので、ここでは少し裏話をしてみたいと思う。所謂、開発史、という奴である。

 実の所、新型ピケ取得はT13の頃には既に提案されている。当時、開示されたピケ・パンツァーがどうにも使いにくく、改めて新型エアバイクをという流れがあったのである。ところが。
 ……枝が、無かったのである。
 いや、全く無い訳ではないのだが、小回りの利かなさそうな対戦車ライフル付エアバイクに、降下の機会がなさそうな降下型エアバイクと、微妙な枝しかなかった。チップボール登場後には、微妙でもいいから取ろうという案すら出たものの、サイドカー以上のものが期待できないという理由でこれも流れている。小説アイドレスみたいな話だがこれも実話である。そんな事情により、3ターンの長きに渡り、新型ピケの開発は事実上頓挫していたと言える状況であった。

 状況を変えたのは、T16冒頭の生活ゲームでの工場視察であった。そこでは、新たなピケが開発されていた。それは、試作機どころか概念実証機レベルの機体であった。実際、開示された新型ピケに対し、原型すら留めていない。だがしかし、それは、満天星PLが3ターンを掛けても踏み出せなかった一歩を確かに踏み出そうとしていた。
 そこからは質疑のターンである。まずは、満天星の現行技術の限界とそれを突破するためにPL側で行うべきことを確認する。同時に、協力を求めてピケ工場へ手紙を送ったところ、返事とともに手配方法付の設計図面が送られてくる。恐るべし設定国民と思いつつ、ありがたく利用させてもらう。これらを元に行動プランを策定し、藩国会議で承認を得る。さらに、政策で開発支援を表明し、必要となる資材をr:で調達する。ちなみにこの間、摂政権限フル悪用、やりたい放題である。これらすべてが出揃ったところで、戦術・運用的な相談と必要マイルに関する最終確認を行う。そして、
 11月15日、ピケ・アラウンドワールド開示。実に4ターン越しの夢は、PLと設定国民、両者が手を取り合うことで結実したのであった。

 ちなみに、アラウンドワールドという名称の由来は実の所不明である。ただ、汎用性を取り先祖返りしたその性能から想像するに、NWのどこにでも存在し、NW全てを巡る、そんな機体になって欲しいという願いではないかと思う。筆者もそうなることを切に願うものである。


(999字)

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