満天星国

マンインザミサイル”栄光”

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doudan

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だれでも歓迎! 編集

試作機登場


■試作機(乗り物)
一般性能要求(要点)
試作機は航空、低軌道宇宙での戦闘を考慮した試作戦闘機である。
大型のスクラムジェットエンジンを一発装備し、着脱不能の大型増加燃料タンクを本体に滑らかに接続した。
武装はレーザーと、ガンポッドである。大気内限定でミサイルも装備した。
大きさは30mを越える巨人機である。

マンインザミサイル”栄光”

L:マンインザミサイル”栄光” = {
 t:名称 = マンインザミサイル”栄光”(ACE)
 t:要点 = 主翼なし,戦闘機,30m
 t:周辺環境 = 空
 t:評価 = 全能力22
 t:特殊 = {
  *栄光のACEカテゴリ = 逗留ACEとして扱う。
  *栄光の乗り物カテゴリ = 航空機として扱う。
  *栄光のアタックランク = AR22として扱う。
  *栄光はパイロット1名を必要とする。
  *栄光は高空、宇宙でしか運用できない。低空時に攻撃された場合、判定には必ず失敗する。
  *栄光は対空戦、遠距離戦行為が出来、この時修正+3を得る。

 }
 t:→次のアイドレス = 試作機の量産(イベント),ロケットボンド(職業),主翼つき機体の試作(イベント),





開発番号 BIGINA-S01
”ピケーズスタードリーム” 「北雪号」

▲[高速域形態]
▼[低速域形態]

▼テトラバーニア

▼バーニア試験運転

▼ウェポンパック




設定文章


北風に揺られ、夜明けを呼ぶ翼

彼は真心の剣にして友誼の盾

誓いと誇りを胸に

全てに平常を与え、望みを実現する

それすなわちスタードリーム 北雪の名を冠するものなり

<スペック>
  • 諸元
名称:北雪号
乗員:2名
全長:(通常時)30.29m (低速度域)21.65m
全幅:(通常時)10.70m (テトラバーニア展開時)14.70m
全高:(通常時) 7.86m (テトラバーニア展開時)11.70m
空虚重量:29,603kg
推定総重量:62,340kg
動力:B&K製 N101-SI-100 可変式スクラムジェットエンジン×1

  • 性能
最大速度:M14.9 18237.6km/h(高々度において)
巡航速度:M7.86 9620.64km/h(高々度において)
航続距離:8,760km
巡航高度:1400km

  • 武装
 電磁スタンミサイル…炸薬物を使用しない誘導兵器。接触時に電磁で敵機を行動不能にするのが目的。対機動兵器用ミサイル
 ハーフレンジレーザー…下方から左右へ対応可能なレーザー放射システム。
 反射抑傾向レーザー砲…鏡面反射を抑えたレーザー砲。
 シェルバルカン…気圧変化に対応するため密閉力に優れてる点以外とにかく普通な機関銃。低速域で使用。

  • 備品
 高性能スーツ…高高度の気温変化や気圧に対して制作。耐水、耐熱、対衝撃などなど、とにもかくにも高性能。このまま宇宙にも対応できるほど高性能。長距離飛行の生理現象対策に「尿回収システム」も付いてるのでやっぱり高性能。


 アイドレス界第3の試作機は旧ビギナーズ王国にて作製された。旧ビギナーズ王国といえばエアバイクピケの開発国として有名である。そんな旧ビギナーズ王国が開発を行った試作機には試作機としての性能以外にもいくつかの独自の性能が付けられる事となった。


 試作機の対戦闘フィールドは航空、低軌道宇宙が想定されている。しかし、現状のワンワン帝國においては宇宙での戦闘も考慮されるべきであり、その為に大型のスクラムジェットエンジンだけでなく補助サポート用のエンジンもいくつかつけられている。このスクラムジェットエンジンは可変タイプで、音速~極超音速度域まで対応可能である。
 高速戦闘、高機動戦闘だけではなく、低速度域での戦闘も可能なように、機体には可変胴体翼というものが採用されている。
 また急発進や急制動などを可能にするためにバーニアを取り付けており、機動防御時や緊急回避などの時に使われるようになっている。前述の補助サポートエンジンと組み合わせて、これをテトラバーニアと呼ぶ。


 そんなエンジンの操作等を制御しているのが試作機内部に内臓されているコンピュータの担当である。しかし、試作機のコンピューターの仕事は機体操作以外にもあった。それは戦場での情報収集である。

 地上での戦いにおいて空を舞い、敵の情報を収集するのはこの試作機内臓のコンピュータであった。

 普段は司令部に情報を伝えるという事に徹しているが、このコンピュータもとい、試作機は旧ビギナーズ王国製である。

 そして現在の帝國の歩兵標準装備としてピケが採用されている。このピケには高性能コンピュータが内臓されており、各種センサーと情報処理機能を駆使し偵察、情報収集を可能としている。このピケとのデータリンクを可能にする事により、より情報収集が完璧になるように開発の段階において調整が行われた。


 ピケ単独のコンピューターでも周囲の地形の解析、敵武装の分析が行えるが、そのデータを集め、試作機が上空からのデータと合わせて司令部にデータを送る事により、よりよい戦いができるようにと付け加えられた機能である。




 ……というのが旧ビギナーズ王国が試作機の設計プランを提出した時の建前であった。



 そして本音は「たとえいかなる任務であってもこの国から死者を出さない」という事であった。


 旧ビギナーズ王国の信条としてかならずみんな無事に帰ってくるようにというものがある。名パイロットの必須条件という信念と決意があり、またこれはパイロットだけでなく国民皆の想いである。

 さらに本音はピケが全国装備として採用されたのならそれを使わないのはもったいないじゃん……などという言葉があった……という話は別になかったんじゃないかと思われる。



 旧ビギナーズ王国の試作機にも他の試作機と同じ装備が採用された。着脱不能の大型増加燃料タンクに武装はレーザーと、ガンポッド。そして大気内限定用のミサイルである。これらの武装は整備性の向上もあり、ウェポンパックという形で装備された。

 しかし、ここまでで終わらないのが旧ビギナーズ王国であった。



「試作機のパイロットスーツはパンダスーツにしましょう!」

などと言う意見はともかく、旧ビギナーズ王国らしい試作機を完成させよう……
そんな考えの基に武装、形状、内装などに工夫を求める事になった。



「艦内掃除用に箒を取り付けるのはどうでしょう?」

「いや、別にいつも掃除するわけじゃないし」

「ええ、なのでメードさんの銃内蔵型箒をつけて」

パチコーン!


「コンテナの中には非常食入れておくんですよね?」

「非常食はおやつにしましょう。チョコとか……あ、おやつはバナナに入りませんっ」

「……バナナはおやつに、でしょ」



パチパチパチコーン!



「なんで、僕まで……」

「あ、いや、なんとなく……」


 などと会議は踊り、日夜議論した結果、試作機の外装に複合装甲が採用された。

 これは先の伏見藩国の試作機と同じく、装甲を複数にし、非常時には装甲をパージして逃げる為に採用されたとか、旧ビギナーズ王国のメードさんの軍装エプロンスカートが複合装甲なのでそれに合わしてみたとか、装甲をブロックごとにすることにより整備をしやすくするようにしたなど様々な説がある。


 実際に非常時には外部装甲をパージし、高速度で戦略的撤退をする事ができる。またコンピューターの蓄積データが重要であるという事でコンピュータ本体と搭乗者を脱出ポットに乗せ緊急脱出する事もできるようにした。しかし、これはコンピュータも旧ビギナーズの一員と考え、ともに一緒に国へ帰る事ができるようにと搭載されたというのが本音であった。

 また、試作機各所には氷結対策、防寒処理がされており、操縦席にある私物を入れる為のコンテナには標準で毛布、救急箱、非常食が完備されている。また乗員は一人でも操縦可能ではあるが、一人よりも二人の方が一緒に帰ろうという気持ちで国に帰還する可能性があるだろうという事で席は二人分用意されている。

 二人で乗る場合は操縦と射撃管制に分かれる……などという事も考えれるが、操縦の大半はコンピュータが担当している事もあるので二人目の役割はもっぱら外部との連絡や提示された情報の整理などといった仕事を担当する事になる。
 ただ、緊急時にはコンピュータに頼らずに手動で動かす事もできる。ただしその時は二人で動かさないと射撃命中率や機動計算などの面でのパワーダウンが大きいので手動操縦はあまりお勧めできない。


 試作機の装備はレーザーとガンポッドである。ちなみに本体の燃料を食わないようにカートリッジや弾を使用している。そして、大気圏内ではミサイルも使えるが、これだけではどうも心もとない。そんな事から旧ビギナーズ王国試作機にはある装備が付けられた。



 その名は「マジックハンド」である。

 このマジックハンドは普段は外装の内部に収納されている。また予備も含めて四つの腕が収められており、非常時にはそのハンドを使い色々できるようにと考えられてつけられた。


 何故? 武器でなく手なのか?


 それには色々な考えがあった。まずは宇宙でのデブリを排除する作業。戦闘以外での非常時の人命救助などである。特に試作機の運用において今後は人命救助などを行う可能性が多い! と熱く説得した人がいたとかいないとか……。

 マジックハンドの性能を実験する為に旧ビギナーズ王国で行われた「第一回ビギナーズ杯 試作機は風船爆弾何個回収できるでしょう?」では見事、全ての風船爆弾を回収する事ができ、マジックハンドの精密さが実証された。

(ちなみに回収された風船爆弾は後夜祭の花火となりました)


 そんなマジックハンドならば武器も使えるのでは? 
 いや腕同然なのだから武器もいるだろう? という言葉により、試作機にも武器が与えられた。


 その武器とは



 斬艦ハリセンであった。


 そもそも、斬艦ハリセンとは旧ビギナーズ王国に代々伝わる武器の一つである。



 ……かどうかはわからないが、ピケを製作する前後において、民間で愛用されている斬艦ハリセンを独自兵器として開発したいという話があったのは確かな話である。


 そんな斬艦ハリセンを試作機に持たせようと斬艦ハリセン試作機仕様の開発が行われた。高周波振動装置を内蔵すれば、あらゆる物を叩き切って試作機の後にはつぶれた敵しかいない……そんなシチュエーションを夢見て開発陣はハリセンの開発に急いだ。そしてついに完成したのが斬艦ハリセンであった。



 が、このハリセンと試作機は相違いれないものであった。元々試作機というか戦闘機は高機動戦闘がメインであるといえる。(ARが高いのもある)

 しかも現時点で色々と内装しているのに、これでまたハリセンを内臓するのは重量的に問題がある。ハリセンを装備している時と内装している時、身軽になる為に手から離した時のバランス計算が大変である。

 またハリセンを振った時の機動計算が難しい。

 などという問題があった。しかしなによりも重要な問題として、試作機というワンオフ機に斬艦ハリセンをつけるのは不公平である。どうせつけるなら量産できるのにつけて、みんなでツッコミしたいという意見があったのだ。

 こうして、ハリセンの不採用が決まったのであった。

 結局、マジックハンドは精密作業用の手という事で落ち着き、武装としてよりもむしろ非常時や救命時などに使う用の装備という事で落ち着く結果になった。











 ……後日、結局スルーされたままだったので試作機搭乗員の制服としてパンダスーツをコンテナに収納しようとした人物がいた……が、すぐさま斬艦ハリセンの餌食になったらしい。





ビギナーズ王国内作業者
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