イグドラシル/農業機械 - 満天星国

農業機械

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農業機械についての記述

“あのコーナーで勝負をつける・・・っ！！”
“藩王、トラクターで遊ばないでください。”

藩王とお目付けのメードさん、田園地帯での一幕

　満天星国では主要産業を農業と定めているだけあり、従事する機械群についても様々なものが開発販売されている。
　人口一千万を超える藩国の運営に必要となる食糧自給のためには、手作業でひとつひとつの農作業を行うに当たってはかなりの無理があり、農業機械（以下、農機）は、その手数不足を十分に改善せしめるものである。これらの農機の研究開発は、農作物の品種改良と並んで収穫量の上限に影響を与える重要な要素のひとつとなっており、満天星国農林水産部においては産官学連携のもとで既存の形式のものから新式のものまで幅広く開発が進められている。企業の出資、政府の制度優遇、大学農学部の研究によって、これまで幾つかの農機が市販されるようになっており、中にはもみがらで運転できるというエコロジーエンジン搭載のものを開発研究している研究室もあるようである。
　農機には既存のものとしてはトラクターやコンバインなどの車両が最もメジャーであり、広大な田園においては手植えよりも遥かに効率的な成果をあげている。果樹園や畑作に対応した種類もあり、市場としては割と大きな幅があるだろう。また、ＷＤなどの兵器として開発された分野からの技術流用は広く行われており、中には猿や猪などの害獣対策で自動で見回りを行う半人型の見回り用ロボットなどもあり、散歩をしていれば時たますれ違うこともあるだろう。甲殻型WDなどのマニュピレーター技術も発展してきているため、田植え機の苗を植える爪の部分に技術流用で画期的な改良が施され、作業時間の短縮が図られたというニュースもあったり、大規模農業用の大型農機についても開発が進められているようである。毎秋収穫を祝って行われる収穫祭では、新作農機の発表会も併せて行われており、特設展示場にずらり並べられた農機群はある意味で壮観である。
　ちなみに、春の耕田の時期には「満天星国Ｔ-１レーシング」というトラクターで参加する公道でのレースイベントが開催されている。一見ほのぼのとしつつもその実はかなりドラスティックな展開が内包されているイベントであり、中にはそのためのチューニングを欠かさずに行い、或いは農期を逸した冬にすら公道を走るトラクターがいるなど、農機にもいろいろあるようである。

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データ

Ｌ：農業機械　＝　｛
　ｔ：名称　＝　農業機械（施設）
　ｔ：要点　＝　農業機械
　ｔ：周辺環境　＝　食糧生産地，作業者
　ｔ：評価　＝　なし
　ｔ：特殊　＝　｛
　　＊農業機械の施設カテゴリ　＝　藩国施設として扱う。
　　＊毎ターン食料＋１５万ｔされる。
　｝
　ｔ：→次のアイドレス　＝　アイドレス工場（施設），Ｉ＝Ｄの改良（イベント），長距離輸送システム（施設）
｝

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スタッフ

絵：ジンジャーさん
文：都築つらねさん

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