戦術機の兵装

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■ 戦術機の兵装 ■ 基本的に戦術機の兵装はステータスチェックが自動化されており、武装側コンピューターがその武器のステータスを常にモニターしている。&br()火砲であれば砲身過熱防止用の自動制御システムや、長刀であれば耐久値等を知らせるシステムなども武装側に搭載されている。&br()したがって、何らかのエラーがあれば即座に警告され、仮に壊れた武装を拾っても、機体側で「はねる」仕組みとなっている。&br()(横浜基地防衛戦ブリーフィングなどで説明されている)&br()ただし衛士側で意図的に使用したい場合は設定変更も容易である。&br()(イルフリーデの試験の際、MK57を始めとするあらゆる自動制御装置が解除されている) #div(width=708px){ ・[[突撃砲>突撃砲]] ・&link_anchor(Shell,pageid=305){弾種} ・[[近接戦用長刀>近接戦用長刀]] ・&link_anchor(Knife,pageid=306){近接戦用短刀} ・[[可動兵装担架システム>可動兵装担架システム]] ・&link_anchor(Shield,pageid=307){追加装甲(盾)} ・&link_anchor(MissileLauncher,pageid=307){ミサイルコンテナ} ・[[跳躍ユニット>跳躍ユニット]] ・&link_anchor(SubUnit,pageid=308){潜航ユニット} #contents #include(突撃砲) #include(近接戦用長刀) #include(可動兵装担架システム) #include(跳躍ユニット) *&aname(1200mmOTH-Cannon){試作1200㎜超水平線砲} 1200mm Over The Horizon CANNON &ref(1200mmOTHキャノン.JPG,メカニック) 極超長距離からハイヴを直接砲撃するという概念で試作された対BETA兵器。 通常圧力で激発された砲弾の通過に伴って、砲身内に多数配列された薬室が順次点火し砲弾を極超音速まで加速させる。 発射後は、砲弾内の砲弾のコンピューターが入力データに伴い、砲弾側面の火薬パレットを制御爆発させ、2度の弾道補正によって遥か彼方の目標を狙撃する。 ULでは珠瀬壬姫訓練兵が搭乗する戦術機"&link_anchor(Type97,pageid=259){吹雪}"で運用し高度60㎞、距離500㎞とも言われた標的、落下するHSST(再突入型駆逐艦)を衛星データリンク間接照準(TYPE 94 SBS SYSTEM)によって撃破している。 装弾数は5発だが3発以降は砲身がもたないため、前線運用が疑問視されお蔵入りとなった。 &ref(type94SBSsystem.JPG,メカニック) *&aname(EML-99X){試製99型電磁投射砲} EML-99X &ref(99eml.png) 日本帝国国防省が発注し、帝国軍技術廠によって試作された&ruby(レールガン){電磁投射式速射機関砲}。 現状では100%の速射性能を保障するには、一射毎の完全分解整備と数多くの損耗部品の交換が必要となる欠陥兵器だが、突撃級などの強力な装甲と高い機動力を持った旅団・師団規模のBETA群を毎分800発という驚異的な速射性がもたらす飽和攻撃力と、極高初速による貫通力で短期制圧する突入戦の切り札。また、連続射撃による砲身劣化に備え、予備砲身カートリッジを可動式マウントアーム後部にセットされている。 通常の火砲は、火薬(炸薬)が爆発するガス圧力で砲弾を飛ばすが、レールガンの砲身は内部に2本の金属レールがあり、また砲弾はアーマチュア(導電性稼働接片)に覆われている。レール~アーマチュア~レールと電流を流し、電磁場によるローレンツ力でアーマチュア及び砲弾が前方に押し出されることで弾体を発射する。 つまり、エネルギーの多くが熱として失われる火薬よりも高速で砲弾を飛翔させ、それによって運動エネルギーも上がった砲弾自体が装甲貫徹力も増す。さらに給弾時における装薬や、発射後の排莢の必要がないため、連射速度も向上する。 その理論は古くから提唱されており、産業実験用のレールガンも既に存在していたが、レールの耐久性や大量の電力の確保がネックとなり、軍事兵器への転用は成されていなかった。しかし帝国軍兵器廠は、国連横浜基地の兵器開発部門より提供されたブラックボックス化された機関部と機密情報の"XG-70"の近接用兵器を基に兵器史上初の実用戦術レールガンを試作ながら完成させた。 &ref(EML99.png) なお本体後上部は磁界を発生させるために必要な過酸素水素、水酸化カリウム、塩素ガスの化学反応で得られる赤外線エネルギー(科学レーザー)を転換して発生させる脱着交換式の高圧バッテリーとなっている。 また火薬を使わないとはいえ、レール上をアーマチュアが移動する際に発生する摩擦熱と発電部の過熱を抑えるため、本体下部は循環型の大型冷却材タンクになっている。 http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics03.html **試製99型電磁投射砲用バックコンテナ オルタネイティヴ4計画におけるXG-70d凄乃皇四型の副砲を転用した99式電磁投射砲は、バックコンテナからのベルト給弾方式が採用されている。火薬式の砲に比べると連射性能に優れるが弾薬消費量も大きく、かつ激しく機動する戦術機が弾詰まりなく使用できる大口径砲弾のベルト給弾システムの開発には多大な労力が注がれている。 なお、装備には整備ガントリーが必要。 *&aname(S-11){S-11 SD-SYSTEM} (SELF-DESTRUCTION-SYSTEM) &ref(S-11.gif,メカニック) 反応炉破壊を名目として戦術核に匹敵する破壊力を持つ高性能爆弾。トータル・イクリプスにおいて電子励起爆弾である事が判明した。 自決の際に味方を極力巻き込まず、効果的に反応炉を破壊するために指向性を持たせてあるが、炸薬の配置を変更すれば指向性を無くすこともできる。ただし2-3発では構造上効率の良い位置に設置しなければ反応炉を破壊することはできない。 劇中の「高価な自決装置」という発言から、それなりに高価だと推測され、TDAではあまりの威力に日本が米国に管理を委託している。 なお、G弾運用にある米軍機には搭載されていない。 *近接戦用固定装備 **スパイク・ベーン &ref(Su-37_ブレード.JPG,メカニック) スーパーカーボン製の刃。ソビエト製戦術機が装備している。&br()密集格闘戦において、ただの回避機動を致命的な斬撃に変える。&br()&link_anchor(Su-27,pageid=261){Su-27}/&link_anchor(Su-37,pageid=261){37}の肩部装甲ブロックに2~4枚ずつマウントされている。&br()Su-27/37はこれ以外にも機体各所にスーパーカーボン製のブレードがマウントされている。&br()ブレード・ベーンとも呼ぶ。 **ブレードエッジ装甲 武御雷に装備されているスーパーカーボン製のブレードエッジ装甲。ソビエト製戦術機が装備しているスーパーカーボン製ブレード・ベーンが密集近接格闘戦に於いてその優秀性を示したため、武御雷で採用された。前頭部大型センサーマストや肩部装甲ブロック両端外縁部他、全身を鎧っている。これのおかげで究極ともいえる近接格闘能力を手に入れた武御雷だが、それに伴うスーパーカーボンの多用と十全な耐衝撃性を確保するフレーム構造や新素材の採用は、生産・運用コストの増大とメンテナンス性の低下を招くこととなった。 **モーターブレード &link_anchor(Su-27,pageid=261){Su-27}/&link_anchor(Su-37,pageid=261){37}などが腕部に装備。近接短刀と同程度のサイズで、連なったギザギザ部分が高速周回する。 余談だが実際のチェーンソーは切断に摩擦を利用するため、動く物を切るのには向いておらず、効率よく切断するには長時間対象に密着させ続ける必要がある。 近接用の固定装備として、Su-27以降のソ連製戦術機に搭載されている。 A3のSu-37UBでは、チェーンソーブレードと表記されている。 メンテナンスは強制排除も可能なユニットを丸ごと交換して行う。 **大型モーターブレード &ref(MiG-29_大型モーターブレード.jpg) &link_anchor(MiG-29,pageid=261){MiG-29}の下腿部前縁に装備された大型モーターブレード。&br()戦車級の取り付きにも対処可能な、密集近接格闘戦に特化した装備である。 **殲撃10型の近接戦用固定武装 前腕部外縁、膝部装甲ブロックから下腿部前縁にかけて、スーパーカーボン製のブレードがマウントされている。また、足の甲にはスパイクが装備されている。 **リアクティブアーマー &ref(J-10_リアクティブアーマー.jpg) 対戦車級の防御兵器。&br()&link_anchor(J-10,pageid=236){殲撃10型}の胸部ブロックと腰部装甲ブロック前面に装備されており、これで機体に取り付いた戦車級を爆砕・排除する。&br()現実の[[リアクティブアーマー>>http://ja.wikipedia.org/wiki/爆発反応装甲]]とは異なり、[[クレイモア>>http://ja.wikipedia.org/wiki/クレイモア地雷]]に近い機能を持つ。&br()制式装備として採用しているのは、イスラエルの&link_anchor(Lavi,pageid=236){ラビ}とその仕様を受け継いだ殲撃10型のみだが、その生存性の高さから現場では人気の装備。制式採用が見送られている理由として、周辺の味方機に損害を与える、取り付け箇所によっては自機も壊すなどがあるが、一番の問題はその重量で、運動性や機動性を殺してしまう。そのため、ラビや殲撃10型でも重要個所にしか付けられていない。 **EF-2000の近接戦用固定武装 頭部、両前腕部外縁、肩部装甲ブロック両端、膝部装甲ブロックから下腿部前縁、前足部及び踝部に至るまで、機体各所にスーパーカーボン製ブレードが装備されており、頭部、両肩部、両前腕部のそれは、近接攻撃以外にも空力的な補助機体制御装置としても機能する。 **00式近接戦闘用短刀 &ref(武御雷_内蔵ブレード.jpg) 武御雷の両腕前腕部に装備されたスーパーカーボン製の収納式ブレード。設定では手首側だけではなく、肘側からもハの字状にブレードが飛び出す隠し爪。&br()固定兵装が採用され近接密集戦に於ける高い生存性の欧州・ソ連軍機に注目した城内省が、実戦データ研究を経てその有効性を認め、開発中だった武御雷への採用を決定した。&br()なお、プラモデルで初めて再現されたため、オルタ劇中で使われていないように見えるが、当時はゲームの開発が佳境で立ち絵の実装が難しかったという事情がある。 **&aname(CIDS-Mk1){CIDS-Mk1 ジャベリン} &ref(CIDS-Mk1.jpg) &link_anchor(A-10,pageid=260){A-10 サンダーボルトⅡ}に装備された、爆圧で高速射出されるロングスパイクで機体に取り付いた戦車級を撃破・排除するジネラルエレクトロニクス社製近接防護システム。 &br()A-10は膝部装甲ブロック前面(4x2基)及び下面(2x2基)、下腿部両側面(3x2x2基)、腰部前面(3基)に中型スパイク、足甲部(2x2基)、踝両端(2x2x2基)に大型スパイクを、胸部ブロック前面(4基)及び側面(4x2)の他、胸部ブロック背面部(3x2x2基、コクピットブロック背面とその直下に搭載)、下腿部裏側(膝部分裏側の真下)、腰部ブロック裏側にも搭載するため、機体自体が非常に「ごつく」、ジャベリン稼働時の干渉を避けるために背部兵装担架を装備していない。 &br()装填された炸薬ペレットが続く限り作動し続け、連射可能で生存性を大幅に向上させるが、突撃砲などの展開時にダウンワード、オーバーワードのいずれの方式でも機体と干渉してしまうため、総重量が著しく増大するため従来機への採用は見送られている。 &br()元ネタは米軍の対戦車ミサイル[[FGM-148ジャベリン>>http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャベリン_(対戦車ミサイル)]]と思われる。 **近接戦用スパイクマニピュレーター &link_anchor(A-6,pageid=260){A-6}、&link_anchor(A-12,pageid=260){A-12}等の水陸両用型強襲攻撃機に装備されている格闘戦用クロー。 *その他 **複合センサーポッド &ref(F-14AN3_複合センサーポッド.jpg) &link_anchor(F-14AL3,pageid=236){F-14 AN3 マインドシーカー}が装備する複合センサーポッド。&br()様々なデータを回収するための観測機器。&br()リーディングの指向性を高める実験も行われていた。 **センサーB BETAの特殊観測任務で使用された特殊センサーポッド。 複座管制ユニットの副操縦士席に設置される蛹にも似た少女大の形状。 **対レーザースモーク TVアニメ「トータル・イクリプス」で使用された実験兵器でAL弾の代替装備。 AL弾で使用される重金属より質量の軽い金属が使用されているため昇華点が低く、効果も低い。むしろデッドウェイト。 } ***マブラヴ ディメンションズの近接戦闘武器 マブラヴ ディメンションズでは劇中に登場した物以外に様々なタイプの近接戦闘武器が登場し、従来の長刀タイプからトップヘビーの重長刀タイプ、柄の長いポールウエポンタイプの3種類が存在する。 **日本 ・XXWS-01C  &image(XXWS01C.webp) 日本帝国製、薙刀型。 ・90式近接戦闘槍 &image(TYPE90.webp) 日本帝国製、長槍型。 **米国 ・XCIWS-4A &image(XCIWS4A.webp) 米国製、トマホーク型 ・XCIWS-5C &image(XCIWS5C.webp) 米国製、メイス型 ・XCIWS-6A &image(XCIWS6A.webp) 米国製、ハンマー型 **欧州 ・BWS-11F &image(BWS11F.webp) フランス製、バスターソード型 ・BWS-12F &image(BWS12F.webp) フランス製、大鎌型 **ソ連 ・GSh-40近接戦兵装 &image(GSh40.webp) 鉈型。  ・R-60近接戦闘長刀 &image(R60.webp) 74式長刀より細身の刀身が特徴の長刀。 ・R-77近接戦斧 &image(R77.webp) 斧型 **統一中華戦線 ・96式近接戦闘長刀 &image(TYPE96.webp) 所謂『青龍刀』と呼ばれる刀身をした長刀型。 ・99式近接戦闘関刀 &image(TYPE99.webp) 中華風な刀身をした薙刀型。
■ 戦術機の兵装 ■ 基本的に戦術機の兵装はステータスチェックが自動化されており、武装側コンピューターがその武器のステータスを常にモニターしている。&br()火砲であれば砲身過熱防止用の自動制御システムや、長刀であれば耐久値等を知らせるシステムなども武装側に搭載されている。&br()したがって、何らかのエラーがあれば即座に警告され、仮に壊れた武装を拾っても、機体側で「はねる」仕組みとなっている。&br()(横浜基地防衛戦ブリーフィングなどで説明されている)&br()ただし衛士側で意図的に使用したい場合は設定変更も容易である。&br()(イルフリーデの試験の際、MK57を始めとするあらゆる自動制御装置が解除されている) #div(width=708px){ ・[[突撃砲>突撃砲]] ・&link_anchor(Shell,pageid=305){弾種} ・[[近接戦用長刀>近接戦用長刀]] ・&link_anchor(Knife,pageid=306){近接戦用短刀} ・[[可動兵装担架システム>可動兵装担架システム]] ・&link_anchor(Shield,pageid=307){追加装甲(盾)} ・&link_anchor(MissileLauncher,pageid=307){ミサイルコンテナ} ・[[跳躍ユニット>跳躍ユニット]] ・&link_anchor(SubUnit,pageid=308){潜航ユニット} #contents #include(突撃砲) #include(近接戦用長刀) #include(可動兵装担架システム) #include(跳躍ユニット) *&aname(1200mmOTH-Cannon){試作1200㎜超水平線砲} 1200mm Over The Horizon CANNON &ref(1200mmOTHキャノン.JPG,メカニック) 極超長距離からハイヴを直接砲撃するという概念で試作された対BETA兵器。 通常圧力で激発された砲弾の通過に伴って、砲身内に多数配列された薬室が順次点火し砲弾を極超音速まで加速させる。 発射後は、砲弾内の砲弾のコンピューターが入力データに伴い、砲弾側面の火薬パレットを制御爆発させ、2度の弾道補正によって遥か彼方の目標を狙撃する。 ULでは珠瀬壬姫訓練兵が搭乗する戦術機"&link_anchor(Type97,pageid=259){吹雪}"で運用し高度60㎞、距離500㎞とも言われた標的、落下するHSST(再突入型駆逐艦)を衛星データリンク間接照準(TYPE 94 SBS SYSTEM)によって撃破している。 装弾数は5発だが3発以降は砲身がもたないため、前線運用が疑問視されお蔵入りとなった。 &ref(type94SBSsystem.JPG,メカニック) *&aname(EML-99X){試製99型電磁投射砲} EML-99X &ref(99eml.png) 日本帝国国防省が発注し、帝国軍技術廠によって試作された&ruby(レールガン){電磁投射式速射機関砲}。 現状では100%の速射性能を保障するには、一射毎の完全分解整備と数多くの損耗部品の交換が必要となる欠陥兵器だが、突撃級などの強力な装甲と高い機動力を持った旅団・師団規模のBETA群を毎分800発という驚異的な速射性がもたらす飽和攻撃力と、極高初速による貫通力で短期制圧する突入戦の切り札。また、連続射撃による砲身劣化に備え、予備砲身カートリッジを可動式マウントアーム後部にセットされている。 通常の火砲は、火薬(炸薬)が爆発するガス圧力で砲弾を飛ばすが、レールガンの砲身は内部に2本の金属レールがあり、また砲弾はアーマチュア(導電性稼働接片)に覆われている。レール~アーマチュア~レールと電流を流し、電磁場によるローレンツ力でアーマチュア及び砲弾が前方に押し出されることで弾体を発射する。 つまり、エネルギーの多くが熱として失われる火薬よりも高速で砲弾を飛翔させ、それによって運動エネルギーも上がった砲弾自体が装甲貫徹力も増す。さらに給弾時における装薬や、発射後の排莢の必要がないため、連射速度も向上する。 その理論は古くから提唱されており、産業実験用のレールガンも既に存在していたが、レールの耐久性や大量の電力の確保がネックとなり、軍事兵器への転用は成されていなかった。しかし帝国軍兵器廠は、国連横浜基地の兵器開発部門より提供されたブラックボックス化された機関部と機密情報の"XG-70"の近接用兵器を基に兵器史上初の実用戦術レールガンを試作ながら完成させた。 &ref(EML99.png) なお本体後上部は磁界を発生させるために必要な過酸素水素、水酸化カリウム、塩素ガスの化学反応で得られる赤外線エネルギー(科学レーザー)を転換して発生させる脱着交換式の高圧バッテリーとなっている。 また火薬を使わないとはいえ、レール上をアーマチュアが移動する際に発生する摩擦熱と発電部の過熱を抑えるため、本体下部は循環型の大型冷却材タンクになっている。 http://www.total-eclipse.jp/te/mechanics03.html **試製99型電磁投射砲用バックコンテナ オルタネイティヴ4計画におけるXG-70d凄乃皇四型の副砲を転用した99式電磁投射砲は、バックコンテナからのベルト給弾方式が採用されている。火薬式の砲に比べると連射性能に優れるが弾薬消費量も大きく、かつ激しく機動する戦術機が弾詰まりなく使用できる大口径砲弾のベルト給弾システムの開発には多大な労力が注がれている。 なお、装備には整備ガントリーが必要。 *&aname(S-11){S-11 SD-SYSTEM} (SELF-DESTRUCTION-SYSTEM) &ref(S-11.gif,メカニック) 反応炉破壊を名目として戦術核に匹敵する破壊力を持つ高性能爆弾。トータル・イクリプスにおいて電子励起爆弾である事が判明した。 自決の際に味方を極力巻き込まず、効果的に反応炉を破壊するために指向性を持たせてあるが、炸薬の配置を変更すれば指向性を無くすこともできる。ただし2-3発では構造上効率の良い位置に設置しなければ反応炉を破壊することはできない。 劇中の「高価な自決装置」という発言から、それなりに高価だと推測され、TDAではあまりの威力に日本が米国に管理を委託している。 なお、G弾運用にある米軍機には搭載されていない。 *近接戦用固定装備 **スパイク・ベーン &ref(Su-37_ブレード.JPG,メカニック) スーパーカーボン製の刃。ソビエト製戦術機が装備している。&br()密集格闘戦において、ただの回避機動を致命的な斬撃に変える。&br()&link_anchor(Su-27,pageid=261){Su-27}/&link_anchor(Su-37,pageid=261){37}の肩部装甲ブロックに2~4枚ずつマウントされている。&br()Su-27/37はこれ以外にも機体各所にスーパーカーボン製のブレードがマウントされている。&br()ブレード・ベーンとも呼ぶ。 **ブレードエッジ装甲 武御雷に装備されているスーパーカーボン製のブレードエッジ装甲。ソビエト製戦術機が装備しているスーパーカーボン製ブレード・ベーンが密集近接格闘戦に於いてその優秀性を示したため、武御雷で採用された。前頭部大型センサーマストや肩部装甲ブロック両端外縁部他、全身を鎧っている。これのおかげで究極ともいえる近接格闘能力を手に入れた武御雷だが、それに伴うスーパーカーボンの多用と十全な耐衝撃性を確保するフレーム構造や新素材の採用は、生産・運用コストの増大とメンテナンス性の低下を招くこととなった。 **モーターブレード &link_anchor(Su-27,pageid=261){Su-27}/&link_anchor(Su-37,pageid=261){37}などが腕部に装備。近接短刀と同程度のサイズで、連なったギザギザ部分が高速周回する。 余談だが実際のチェーンソーは切断に摩擦を利用するため、動く物を切るのには向いておらず、効率よく切断するには長時間対象に密着させ続ける必要がある。 近接用の固定装備として、Su-27以降のソ連製戦術機に搭載されている。 A3のSu-37UBでは、チェーンソーブレードと表記されている。 メンテナンスは強制排除も可能なユニットを丸ごと交換して行う。 **大型モーターブレード &ref(MiG-29_大型モーターブレード.jpg) &link_anchor(MiG-29,pageid=261){MiG-29}の下腿部前縁に装備された大型モーターブレード。&br()戦車級の取り付きにも対処可能な、密集近接格闘戦に特化した装備である。 **殲撃10型の近接戦用固定武装 前腕部外縁、膝部装甲ブロックから下腿部前縁にかけて、スーパーカーボン製のブレードがマウントされている。また、足の甲にはスパイクが装備されている。 **リアクティブアーマー &ref(J-10_リアクティブアーマー.jpg) 対戦車級の防御兵器。&br()&link_anchor(J-10,pageid=236){殲撃10型}の胸部ブロックと腰部装甲ブロック前面に装備されており、これで機体に取り付いた戦車級を爆砕・排除する。&br()現実の[[リアクティブアーマー>>http://ja.wikipedia.org/wiki/爆発反応装甲]]とは異なり、[[クレイモア>>http://ja.wikipedia.org/wiki/クレイモア地雷]]に近い機能を持つ。&br()制式装備として採用しているのは、イスラエルの&link_anchor(Lavi,pageid=236){ラビ}とその仕様を受け継いだ殲撃10型のみだが、その生存性の高さから現場では人気の装備。制式採用が見送られている理由として、周辺の味方機に損害を与える、取り付け箇所によっては自機も壊すなどがあるが、一番の問題はその重量で、運動性や機動性を殺してしまう。そのため、ラビや殲撃10型でも重要個所にしか付けられていない。 **EF-2000の近接戦用固定武装 頭部、両前腕部外縁、肩部装甲ブロック両端、膝部装甲ブロックから下腿部前縁、前足部及び踝部に至るまで、機体各所にスーパーカーボン製ブレードが装備されており、頭部、両肩部、両前腕部のそれは、近接攻撃以外にも空力的な補助機体制御装置としても機能する。 **00式近接戦闘用短刀 &ref(武御雷_内蔵ブレード.jpg) 武御雷の両腕前腕部に装備されたスーパーカーボン製の収納式ブレード。設定では手首側だけではなく、肘側からもハの字状にブレードが飛び出す隠し爪。&br()固定兵装が採用され近接密集戦に於ける高い生存性の欧州・ソ連軍機に注目した城内省が、実戦データ研究を経てその有効性を認め、開発中だった武御雷への採用を決定した。&br()なお、プラモデルで初めて再現されたため、オルタ劇中で使われていないように見えるが、当時はゲームの開発が佳境で立ち絵の実装が難しかったという事情がある。 **&aname(CIDS-Mk1){CIDS-Mk1 ジャベリン} 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AL弾で使用される重金属より質量の軽い金属が使用されているため昇華点が低く、効果も低い。むしろデッドウェイト。 } ***マブラヴ ディメンションズの近接戦闘武器 マブラヴ ディメンションズでは劇中に登場した物以外に様々なタイプの近接戦闘武器が登場し、従来の長刀タイプからトップヘビーの重長刀タイプ、柄の長いポールウエポンタイプの3種類が存在する。 **日本 ・XXWS-01C  &image(XXWS01C.webp) 日本帝国製、薙刀型。 ・90式近接戦闘槍 &image(TYPE90.webp) 日本帝国製、長槍型。 **米国 ・XCIWS-4A &image(XCIWS4A.webp) 米国製、トマホーク型 ・XCIWS-5C &image(XCIWS5C.webp) 米国製、メイス型 ・XCIWS-6A &image(XCIWS6A.webp) 米国製、ハンマー型 **欧州 ・BWS-11F &image(BWS11F.webp) フランス製、バスターソード型 ・BWS-12F &image(BWS12F.webp) フランス製、大鎌型 **ソ連 ・GSh-40近接戦兵装 &image(GSh40.webp) 鉈型。  ・R-60近接戦闘長刀 &image(R60.webp) 74式長刀より細身の刀身が特徴の長刀。 ・R-77近接戦斧 &image(R77.webp) 斧型 **統一中華戦線 ・96式近接戦闘長刀 &image(TYPE96.webp) 中華風な刀身をした柳葉刀型。 ・99式近接戦闘関刀 &image(TYPE99.webp) 三国志等の中国戦記物でよくみられる偃月刀型。

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